とある楽屋の一室。
その入り口には多くの記者が詰め掛けていた。入れ替わり立ち代りその楽屋に入る彼らに、臆面も無く答える男達がいた。
―デビューおめでとうございます!今後の活動は?
「今はある程度、曲をためている時期だけど、それでも僕達の曲を待ってくれている人がいることが嬉しくて。」
―次回作も期待してしまいますが?
「僕達の曲がどれだけのアレンジをされても、例えばギター1本でやろうが、ピアノだけでやろうが、それでもMcKINLEYだとわかるような曲をずっと作り続けていきたいと思っています。」
―セカンドシングルは?
「もう録り終わったよ。この曲になるかな。」
―今後の活動について不安はない?
「あるけど、音楽を辞めるなんてことは考えられないし、できないから。」
「町を歩いていれば勝手に音が頭の中を流れ、ギターを持ってそれを形にすればすでに音楽をやっているってことだから。曲を作っていて『休憩しよう』ってなっても結局音楽を聴いてリラックスしちゃうし。」
―McKINLEYの2人がリスナーに伝えたいことは何?
「事は本当にトントン拍子に進んでいて、けれど、おいらはこのアルバムが出来た時、すごく良いものを作れたって思ったんだ。僕らが体感してきた音楽の力で僕らが放たれたように、みんなを解放することができればいいって、そう思うんだよ。」
「僕達の作るものには僕達の好きなものが詰まっていて、僕達の好きなものはみんなの好きなものとたくさん重なっている。僕達の良いものって、みんなの基準と何ら変わらないと思うんだ。それはすごく普通なことなんだけど。」
止め処無く続くインタビュー。
「…これがおいらの求めていたことだったっけ」
一抹の不安を感じながらも、彼らのスケジュールは進んでいった。


