PROFILE

McKINLEY
1999年
コウヤとマサカズが巡り合う。セッションに明け暮れる日々。
2000年
McKINLEY結成。
「McKINLEY」は、ジャズピアニストや作曲家としても有名な、抒情的かつ力強いビートの持ち主、ウイリアム‐トーマス‐マッキンリーにちなんでつけられた名称であり、アメリカ・アラスカ州の山の名前ではないとされているが、実際のところは定かではない。マサカズの「M」とコウヤの「K」の出会いと絆と選ばれた道が語源とされたり、海のフロンティアを目指したアメリカの大統領、ウィリアム・マッキンリーが語源とされている説もある。
2001年
メジャーデビュー。
初アルバム「Yellow Bell」リリース。──『Bell』は希望の象徴、『Yellow』は警戒の象徴。「Yellow Bell」とは、絶望の中でもかすかに鳴る“希望の鐘”。激動の時代に、心の奥底で微かに響くその音が希望へといざなう──そんなテーマをアルバム全体に込めた。──「売れ線じゃない」と囁かれていた「Yellow Bell」は、気付けば世界中の街角で鳴り響いていた。
直後、同アルバムを携えての全国ツアー「McKINLEY ARENA TOUR 2001」スタート。横浜を皮切りに、全国8カ所・全11回公演をこなす。
このアルバムを残し、McKINLEY解散。新聞各紙に大きく報じられた。
2002年
それぞれソロアーティストとしてインディーズで活動。
2007年
セカンドアルバム「森の家」で再結成。──前作「Yellow Bell」が“希望を探す鐘の音”とすれば、「森の家」は“彷徨った末に辿り着いた内なる場所”。激動の時代の中、わずかな希望に導かれた旅人が、自らの心の奥へと辿り着く。そこは、社会の喧騒から離れた“音のない場所”──『森の家』とは、2人が再び世界、そしてMcKINLEYという存在と向き合うための場所である。
2008年
サードアルバム「TRANSMISSION」リリース。──「Yellow Bell」で世界に踏み出し、「森の家」で自分自身と静かに向き合った2人が、再び音を使って世界との接続を試みた。「TRANSMISSION」は、内なる声を外の世界へと変換し、伝達するアルバム。それは、喧騒でもない、沈黙でもない、心から心へと届く新しい音。このアルバムで、McKINLEYは自らの存在意義を他者とのつながりの中に再構築していく。
2009年
4枚目のアルバム「東京湾に沈めたら」リリース。──「TRANSMISSION」で世界と繋がったMcKINLEYは、この作品で“現実”と向き合う。『東京湾に沈めたら』というタイトルは、希望や理想だけでは変えられない現代の姿に直面し、自分たちの音楽すらも一度“沈める”覚悟を込めたアルバムである。しかし、それは終焉ではなく、再び音楽が意味を持ち始めるための「通過儀礼」であった。
同年、コウヤの体調不良により活動停止。
2010年
Mont Blanc名義でアルバム「愛する者が死ぬ時は」リリース。──本作は『喪失』を描くアルバムだ。新しい声が加わっても、変わらないものがある。忘れようとしても、忘れられないものがある。それでも人は、静かに次のページをめくる。静かに失われてゆく、あらゆるものに祈りを捧げるレクイエムである。
翌週、「お構い無し」を緊急リリース。──「どうせ世界は変わらないなら、誰にどう思われようと、自分達で変えてゆく」──そんなパンク精神。嘆くことに飽きたのではない。今はただ叫びたい。走りたい。笑いたい。本作は、前作で喪失を語った3人が、悲しみすらも自分の一部として肯定する、覚悟と自由を刻んだアルバムだ。
「お構い無し」リリース翌日、Mont Blancとしての活動が永久封印されたことが報じられる。
2011年
二度目の再結成。全国各地で精力的にライブ活動を続ける。
2013年
ライブDVD「真夏の夜の夢芝居」リリース。──今まではアルバムで物語を紡いできた2人が、ついにその世界を映像へと開いた。しかし、それは単なるライブの記録ではなく、観客と演者が共に見た“夢の記録”である。そして、もう二度と同じ夢は見られない。だからこそ、それを“残した”──それがこのDVDである。
直後、共に消息を絶つ。実質的な活動停止。
2015年
共に生存を確認。ライブ活動を再開。
2020年
デビュー20周年を迎えたMcKINLEYは、グローバル展開を見据えたプロジェクト「McKINLEY世界征服計画」を始動。世界各地から新規メンバーを募集。80人の壮大な多国籍ユニットが誕生した。ほどなく大多数のメンバーは解雇され、ダンスチーム「有給休暇」のみを残して、McKINLEYは一時的に表舞台から姿を消した。
2024年
出遭いから25周年を記念したベストセッションアルバム「EVER GREEN」リリース。──出会って25年。この道のりには、嵐も、喪失も、再生もあった。それでもなお2人で音を鳴らし続けている。この年月が奇跡ではなく、必然だと証明するために。常に変わり続けてきたからこそ、変わらなかったものがある。それは“音楽が2人を繋いできた”という、たった一つのtruth(真実)。
25年目を迎えた今、「あの日の音」をもう一度鳴らす。
コウヤ

沖縄生まれ・沖縄育ち
ヴォーカル・三線・マラカス 担当
マサカズ

東京生まれ・東京育ち
ギター・ヴォーカル担当

有給休暇(PAID HOLIDAY)
2020年のMcKINLEYによる世界進出プロジェクト「McKINLEY世界征服計画」。そのオーディションに末っ子・Luluが勝手にエントリーしたところ、まさかの合格通知。その時、Luluが言い放ったのがこの一言。「有休取るんでその日イケます!」それがすべての始まりだった。
「有給休暇(PAID HOLIDAY)」──現在は日本国内で仕事と両立しながら、二足のわらじでダンスを続ける9人姉妹のダンスユニット。それぞれの土地で、それぞれの有休を消化しながら、時折9人で集まって、世界のどこかに爪痕を残しに行く。得意のジャンル、好きな音楽、好みのファッション、趣味嗜好。9人それぞれの「余白」が少しずつ重なり合うことで、奇妙で、力強いチームができあがった。彼女たちは今日も有休をとって、自分の人生に「YES!」と言うためにステージに立つ。
メンバー紹介(画像左から)
◉Daisy(デイジー/六女[M])
小柄で天真爛漫。フラッグ演技や小道具使いが得意。福岡でバイクとポエムに生きる日々。手書きの詩集は全てSOLD OUT。地元のバーでは“ラストオーダーの女王”として君臨している。
◉Hazel(ヘイゼル/三女[C])
京都の町家で暮らす静かな狂犬。クールビューティ。ジャズダンスの足さばきが神レベル。京都の寺社に異常に詳しく、住職と夜中にスパークリングワインを飲むのが趣味。「踊りは戦(いくさ)」が口癖。
◉Mabel(メイベル/次女[K])
東京・高円寺で古着屋を営む。昭和レトロな雰囲気も感じさせる、歌と笑顔が魅力のムードメーカー。妹たちからは「謎にいろいろ詳しすぎて逆に信用できない」と評されているが、いざというときは頼れる存在。
◉Greta(グレタ/八女[I])
野性味と品の同居する、ストリート出身の実力派。北海道・小樽にてカフェと猫とギターに囲まれた生活。姉妹の振り付けを何気なく手直ししている。どんなに雪に埋もれても、3時間後には自力で脱出可能。
◉Nicola(ニコラ/長女[N])
三重県在住。真珠養殖の名手として地元メディアにも取り上げられる日々。有給休暇のリーダー。ちょっと寡黙なまとめ役。責任感が強く、ダンスにもストイック。派手さはないが、人の話をちゃんと聞ける姉御肌。
◉Ruby(ルビー/四女[L])
長野にて養蜂とエレクトロニックダンスの融合を探求中。情熱的で泣き虫。パワフルなステップと派手な衣装がトレードマーク。言葉数は少ないが、自称「ピンクのインパクトドライバーが似合う女」No.1。
◉Edie(イーディ/七女[E])
新潟の温泉街に住む、一番動かない割に一番疲れている皮肉屋。でも姉妹想いで、ベースラインを支える存在。何でも一番になりたがり、一番食べる、一番寝る、そして一番大切な時には目を覚ます。
◉June(ジューン/五女[Y])
東京・原宿在住のファッションオタク。物静かで知的。構成や振付も担当する、影の演出家。アイデアを紙に書き留めず、すぐ布にハサミを入れるタイプ。衣装担当でもあり、彼女の気分がメンバーの装いを左右する。
◉Lulu(ルル/九女・末っ子[!])
東京の渋谷区で一人暮らし。ダンスも人生も全力疾走。自由奔放だが、誰よりも人の心を動かす力を持つ。言い出したら止まらない爆走エンジン型。今でもオーディションの時の「有給届」は部屋に飾ってある。
